青色申告って何?

青色申告とは、取引の記録を複式帳簿等の手法に則って帳簿を作成し、売上や仕入れなどの数値を算出、所得税と法人税の申告をする行為の事です。申告書の色が青なので、一般的に青色申告といいます。青色申告をする事が出来るのは基本的には法人になります。個人でも不動産所得、事業所得、山林所得を得ていれば税務署長の承認を受けてする事が可能です。ちなみに青色申告に対して白色申告というものがあります。しかしなぜか白色申告書というものは存在しません。サラリーマンは白色申告ですか?という人がたまにいますが、それは違います。青色申告も白色申告も、基本的には同じなんです。しかし青色申告の方は一定水準以上の記帳義務を負います。白色申告の場合はそれがありません。青色申告の方が面倒くさいじゃん、と思うかもしれませんが、青色申告には何と50近い優遇措置があります。簡単に言えば税金が安く済む、という事です。国としては申告納税制度を普及させる意味でも、様々なメリットを提供してでも青色申告を推奨しています。

青色申告をしたい人は

青色申告の方がメリットが多い事はおわかり頂けたかと思います。しかしながらその分青色申告をしたい場合には満たさなくてはならない条件があります。1つめは「正規の簿記(複式簿記)によって帳簿を付けること」、2つめは「決算を行い、損益計算書と貸借対照表を作成すること」、3つめは「必要経費の領収書を整理し7年間保管すること」、最後は「取引を記録した書類(納品書、請求書、発注書、受注書、契約書等)を整理し5年間保管すること」です。え〜っと・・・はっきり言って面倒くさいです。しかも難しいです。出来る事なら顧問税理士さんを雇って、記帳から申告まで全部おまかせした方がラクです。とは言え会社の規模がそれほどでもなかったり、毎月の顧問料を払う余裕がないという人もいると思います。そういう人はいわゆる会計ソフトや帳簿ソフトを使って下さい。入力方法になれるまでには少々時間はかかりますが、慣れればこんなにラクなものはありません。このサイトでも会計ソフトは紹介していくので、チェックしてみて下さい。

独立自営は経費天国?

青色申告に関連して、経費について少し触れておきます。よく「これ、経費で落とすから」なんていうアレです。経費とは言うまでもなく「仕事を行うために必要な費用」です。じゃあどこまでが経費として認められるか、という話しになります。大きなものだけ触れていきますが、まずは事務所経費です。これはSOHOの方などは自宅兼事務所という方も多いでしょう。このように線引きが難しい経費を家事関連費と呼びます。これらは仕事で使う割合を計算し、業務割合分が経費として認められます。家賃は占有面積によって、光熱費や通信費は使用率によって計算します。まあ簡単に言えば家賃15万の部屋に3部屋あって、1部屋を仕事で使っているなら5万円は経費になる、という事です。光熱費、通信費は社会通念上妥当であれば問題ありません。自己申告なので。もちろん修正を求められる可能性はありますけど。クルマについても同じく使用割合を計算し、仕事で使用している分は経費になります。什器や消耗品類は30万円までの物品は全額経費になります。他にも色々ありますが、詳しくは税理士さんや税務署に確認し、自己責任でどうぞ。

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